宇宙飛行士のイラスト

Cosmic Encyclopedia

宇宙に関連する用語や天体などを紹介しています

太陽を中心に、太陽系の天体を紹介

太陽|水星|金星|地球|月|火星|木星|土星
天王星|海王星|冥王星

写真|太陽
太陽 / SUN

銀河系にある無数の恒星のひとつで、熱く輝くガスの球体です。昼間に地球を明るく照らす光は、この太陽から届けられています。太陽の光と熱のおかげで、地球は人が住めるほど暖かく保たれており、植物や動物、そして私たちも生きることができるのです。

写真|水星
水星 / MERCURY

太陽系で最も小さく、そして太陽に最も近い惑星です。表面はたくさんのクレーターに覆われており、大気の代わりに、原子がわずかに漂う薄い外気圏があります。また、水星には衛星が存在しないことも特徴のひとつです。自転は地球よりもゆっくりですが、太陽のすぐ近くを公転しているため、1年があっという間に過ぎてしまいます。

写真|金星
金星 / VENUS

太陽系で2番目に太陽に近い惑星で、最も気温が高いことで知られています。二酸化炭素と硫酸の雲に包まれた厚い大気が、熱を閉じ込め、表面は非常に高温になります。また、金星は自転がとてもゆっくりなうえに、他の惑星とは反対方向に回転しているため、太陽が西から昇り、東に沈むという珍しい特徴を持っています。水星と同じく、金星にも衛星はありません。

写真|地球
地球 / EARTH

太陽系の惑星のひとつで、私たちが暮らしている星です。表面は大気に覆われ、内部は大まかに地殻・マントル・核の3つの層で構成されています。地球が誕生したのは、今からおよそ46億年前と考えられています。その手がかりは、隕石に含まれる放射性元素の調査や、アポロ計画で持ち帰られた月の石から見つかりました。

写真|月
月 / MOON

月は地球のたったひとつの衛星で、私たちのすぐそばにある天体です。 満ち欠けを繰り返し、潮の満ち引きを生み出すことで、地球をより住みやすい環境にしています。 地球の約4分の1の大きさでありながら、夜空で最も明るく輝く天体のひとつです。 人類はアポロ計画で月に降り立ち、今もさまざまな探査が続けられています。

写真|火星
火星 / MARS

太陽から4番目にある惑星で、平均気温は華氏マイナス85度(摂氏マイナス65度)と、とても寒い砂漠のような星です。地表には錆びた鉄がたくさん含まれているため、火星は赤く見えると言われています。大きさは地球の約半分ですが、地球と同じように季節が存在するのも特徴のひとつです。火星には、フォボスとダイモスという2つの小さな衛星があります。

写真|木星
木星 / JUPITER

恒星に似た性質を持つ、太陽系で最も大きな惑星です。主に主に水素とヘリウムでできているため、ガス惑星とも呼ばれています。自転が非常に速く、約10時間で1回転するため、強い遠心力と東西方向の風が生まれ、その影響で表面の雲が帯状に流れ、特徴的な縞模様が見られます。さらに、木星では巨大な嵐が発生しており、有名な大赤斑は何百年も続く巨大な渦のひとつです。

写真|土星
土星 / SATURN

太陽系の惑星の中で最も美しい環(リング)を持つことで知られています。この環は、氷や岩の小さな粒が土星のまわりを公転してできています。木星と同じく、土星も主に水素とヘリウムで構成されたガス惑星です。また、土星には非常に多くの衛星があり、その中でも最大の衛星タイタンには、地球外生命体が存在する可能性があると考えられています。

写真|天王星
天王星 / URANUS

水・メタン・アンモニアなどの流体からできた、太陽系の氷の巨星です。大気に含まれるメタンによって、美しい青色に見えます。他の惑星とは異なり、天王星は横倒しになったような状態で自転しており、自転軸がほぼ横向きになっています。また、金星と同じく自転が逆方向に回転しているので、地球とは反対に太陽が昇り沈む様子が見られます。

写真|海王星
海王星 / NEPTUNE

太陽系で最も外側を公転する、氷の巨星のひとつです。海王星は天王星とよく似ていますが、より深い青色をしており、水・メタン・アンモニアなどからなる厚い大気によってその色が生まれています。また、太陽の周りをとても長い時間をかけて公転しており、1周するのに地球の約165年もの年月がかかります。

写真|冥王星
冥王星 / PLUTO

かつては太陽から9番目の惑星とされていましたが、2006年にケレス・マケマケ・ハウメア・エリスと同じく準惑星に再分類されました。太陽系の果て、カイパーベルトに位置し、その領域の王とも呼ばれています。冥王星は楕円形の軌道を描いて太陽のまわりを回っています。

太陽系以外の天体や現象を紹介

恒星|惑星|衛星|ブラックホール
天の川銀河|アンドロメダ銀河|プレアデス星団

写真|アルタイル
恒星 / FIXED STARS

自ら光を放つ天体を恒星と呼びます。太陽もそのひとつで、夜空に輝いて見える星のほとんどは恒星です。主に水素とヘリウムでできたガスの球体で、その内部では核融合反応が起こり、莫大なエネルギーと光を生み出しています。この核融合によって放たれる光や熱が、宇宙を照らし、惑星に生命を育む環境をもたらすこともあります。

写真|TRAPPIST-1
惑星 / PLANET

恒星のまわりを公転する天体を惑星と呼びます。太陽のまわりを回っている8つの惑星は太陽系とされ、それ以外の惑星は太陽系外(系外惑星)と呼ばれています。惑星は、十分な質量によってほぼ球形になり、その重力によって軌道周辺の天体を排除していることが特徴です。また、これらの条件を満たさない天体は準惑星と呼ばれます。

写真|タイタン
衛星 / SATELLITE

惑星や準惑星、小惑星のまわりを公転している天体を衛星と呼びます。私たちの地球には月という衛星がありますが、木星や土星のような巨大な惑星には、多数の衛星が発見されています。また、準惑星である冥王星とその最大の衛星カロンは、互いの重心が両者の間にあるため、しばしば連星系として分類されることもあります。

写真|ブラックホール
ブラックホール / BLACK HOLE

誰もが一度は耳にしたことがあるブラックホールも、実は天体です。非常に強い重力を持っており、その引力は光さえも脱出できないほど強力です。そのため、私たちの目には黒い穴のように見えます。ブラックホールの内部がどうなっているのか、そこに何が起こっているのかはいまだ謎に包まれており、宇宙の神秘を象徴する存在と言えるでしょう。

写真|天の川銀河
天の川銀河 / MILKY WAY GALAXY

太陽系を含む銀河は、銀河系または天の川銀河と呼ばれています。地球から見えるその一部が「天の川」として知られています。天の川銀河は、他の銀河と同様に、多くの恒星やガス、塵で構成されており、主に水素やヘリウムなどの元素が含まれています。

写真|アンドロメダ銀河
アンドロメダ銀河 / ANDROMEDA GALAXY

アンドロメダ銀河とは、アンドロメダ座に位置する、地球から目視できる銀河です。天の川銀河とともに局部銀河群に属し、約250万光年の距離にあります。私たちの銀河系よりも大きく、将来的には天の川銀河と衝突・合体すると考えられています。

写真|プレアデス星団(すばる)
プレアデス星団(すばる) / THE PLEIADES

プレアデス星団は、おうし座の方向に位置する散開星団で、日本では「すばる」として知られています。肉眼でも6~7個の明るい星が確認できますが、実際には数百個の恒星が集まっています。プレアデス星団は比較的若い星団で、誕生から約1億年ほどしか経っていません。美しい青い反射星雲が観測されることでも有名です。

宇宙探査機や有人宇宙飛行を紹介

ボイジャー|カッシーニ|ハッブル|ケプラー
アポロ|アルテミス|オリオン

写真|惑星探査機ボイジャー
惑星探査機ボイジャー / VOYAGER

ボイジャー1号と2号は、1977年に地球を飛び立った双子の宇宙探査機です。 人類が送り出した宇宙船のなかで、太陽系を飛び出した唯一の探査機でもあります。 今も地球に向けてデータを送り続けており、「ゴールデンレコード」という、 さまざまな国の言葉や音楽が収められたディスクを搭載しています。

写真|カッシーニ探査機
カッシーニ探査機 / CASSINI HUYGENS

カッシーニ探査機は、アメリカ航空宇宙局(NASA)とヨーロッパ宇宙機関(ESA)が共同開発し、1997年に打ち上げられた土星探査機です。土星の第2衛星エンセラダスで氷とガスが噴出していることを発見し、その成分を分析しました。また、土星の環(リング)に複雑な構造が存在することを明らかにするなど、多くの重要な成果を残しました。

写真|ハッブル宇宙望遠鏡
ハッブル宇宙望遠鏡 / HUBBLE SPACE TELESCOPE

ハッブル宇宙望遠鏡は、アメリカ航空宇宙局(NASA)がヨーロッパ宇宙機関(ESA)と共同開発した宇宙望遠鏡です。宇宙の膨張速度の測定や、遠方銀河の観測を通じて宇宙の歴史を解明する重要な役割を果たしました。また、系外惑星の大気分析や、美しい星雲・銀河の画像を撮影するなど、多岐にわたる発見をもたらしています。

写真|ケプラー宇宙望遠鏡
ケプラー宇宙望遠鏡 / KEPLER SPACE TELESCOPE

ケプラー宇宙望遠鏡は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が太陽系外惑星の探査を目的として打ち上げた宇宙望遠鏡です。打ち上げからわずか13か月で1000個以上の惑星候補を発見し、太陽系外惑星の研究に革命をもたらしました。9年半にわたる観測で約50万個の恒星を調査し、約2800個の太陽系外惑星を発見。天文学に多大な貢献をしました。

写真|アポロ11号
アポロ11号 / APOLLO 11

アポロ11号は、ギリシャ神話の太陽神アポロンにちなんで名付けられた、NASAが開発した宇宙船です。アポロ計画の一環として使用され、1969年7月20日、史上初めて人類を月面に着陸させることに成功しました。アポロ11号の特徴として、指令船・機械船・月着陸船の3つのモジュールで構成されており、月着陸船イーグルによって2名が月面に降り立ちました。

写真|アルテミス計画
アルテミス計画 / ARTEMIS PROGRAM

アルテミス計画は、ギリシャ神話の月の女神アルテミスにちなんで名付けられた、アメリカ主導の大規模な有人宇宙飛行計画です。日本やカナダ、オーストラリア、ヨーロッパ宇宙機構(ESA)などが参加し、国際的な協力のもと進められています。この計画では、月への長期滞在を実現し、将来的な火星有人探査を視野に入れた調査・情報収集活動が行われています。

写真|オリオン宇宙船
オリオン宇宙船 / ORION

オリオン宇宙船は、オリオン座と同じく、ギリシャ神話の狩人オリオンにちなんで名付けられた、NASAが開発中の4人乗り宇宙船です。2025年9月ごろには有人での初飛行が予定されています。主に人員や貨物の輸送・回収を目的とし、将来的には深宇宙探査にも使用される計画です。スペースシャトルに代わる新たな宇宙船として、その活躍が期待されています。

宇宙で起こる現象を紹介

太陽フレア|オーロラ|日食|月食|流星群

写真|太陽フレア
太陽フレア / SOLAR FLARE

太陽フレアとは、太陽の表面で突発的に発生する巨大な爆発現象です。これは、太陽の強力な磁場がねじれ、蓄積されたエネルギーが一気に解放されることで起こります。強力な太陽フレアが発生すると、人工衛星や通信機器、GPSシステムに障害を引き起こすなど、地球にも影響を及ぼすことがあります。

写真|オーロラ
オーロラ / AURORA

オーロラは、太陽から放出された電気を帯びた粒子が、大気と衝突することで発生する光の現象です。オーロラの色は、主に酸素や窒素といった大気中の成分によって異なり、緑や赤、紫などさまざまな色に輝きます。特に、緑色のオーロラが最もよく見られます。また、地球以外の惑星でもオーロラが観測されています。

写真|日食
日食 / SOLAR ECLIPSES

日食は、太陽・月・地球が一直線に並び、月が太陽を隠すことで起こる現象です。月が太陽を完全に覆い隠す皆既日食、一部だけ隠れる部分日食、月が太陽の中心部を隠し、周囲がリング状に見える金環日食などがあります。日食は地球上の特定の地域でのみ観測でき、発生は限られた時間になります。

写真|月食
月食 / LUNAR ECLIPSES

月食は、太陽・地球・月が一直線に並び、地球の影が月に落ちることで起こります。月全体が地球の影に入る皆既月食では、月が赤黒く見える「ブラッドムーン」と呼ばれる現象が起こります。月の一部が影に入る部分月食、半影のみがかかる半影月食 もあります。月食は日食と異なり、地球の夜側にいる人なら広範囲で観測できます。

写真|流星群
流星群 / METEOR SHOWER

流星群は、宇宙空間に漂う微小な塵や岩石の粒が地球の大気に高速で突入し、燃えながら光る現象です。これらの粒子は、主に彗星や小惑星が残した破片で、地球がその軌道を通過すると、一斉に流星が観測されます。ふたご座流星群など、特定の一点(放射点)から放射状に流れるように見えるため、それぞれの星座の名前が付けられています。

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